ビクター 7AW-33 真空管ラジオ 修理 秋田県 W様
ビクター 7AW-33 真空管ラジオ 修理。
VICTOR 7AW-33 マジックアイ付き 3バンド 7球スーパーラジオ「無線と実験 1953年(昭和28年)2月号 誠文堂新光社」に回路が掲載されており、この頃に製造された真空管ラジオと推測できます。
長い間、ご自宅に保管されていたラジオと伺っております。お預かりしたした時点では、不動の状態でした。
使用真空管:UZ-6D6(x2)、6SA7GT、6SQ7GT、UZ-42、6E5、80BK
受信バンド:BC:535-1605KC、49-31M:6-10MC、25-17M:11.5-20MC
【状態および修理内容】
- 切り替えスイッチ(2つのロータリースイッチ)接触不良改善補修
- ボリューム接触不良のため交換(シャフト長さを延長)
- 真空管ソケット及び、グリッドキャップ(頂部電極)の清掃、接触不良改善
- 絶縁不良コンデンサの交換(既存コンデンサ全て性能確認済み)
- ダイヤル糸交換(ダイヤル糸張り替え)
- 中間周波トランスの調整、調整部に緩みがあったため、ロック材で接着補修
- マジックアイが暗くなっていたため、お客様のご希望を伺い6E5を新品交換
- AC電源コードが経年劣化で危険な状態だったため、新品のACプラグ付き電源コードに交換
- 電源コード引っ張り防止のため、ナイロンクリップでシャーシに固定
- 音量調整のツマミが欠損していましたので、現在流通しているマミを取付けました。少し形が異なりますが、類似色に塗装して、雰囲気を近づけました。
以上の修理を行いビクター 7AW-33は、当時の音が復元しました。
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- 2020/01/17 15:00
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