真空管 オープンリール テープコーダー修理 SONY TC-102 大田区 A様
SONY TAPECORDER TC-102(1962年製)真空管・トランジスタ ハイブリット型 オープンリール テープレコーダー修理
60Hz仕様のテープレコーダーを、50Hz仕様に(テープ走行速度)変更
再生中しばらく時間が経つと音が出なくなる故障の修理
ボリューム(ガリ)接触不良改善、欠損スピーカー設置
【状態および修理内容】
- 60Hz仕様のキャプスタンとピンチローラーを50Hz仕様のものに交換(新品入手不能なため同型中古機より部品取り)
※キャプスタンのサイズで速度を決める方式のため、50Hz地域用と60Hz地域用ではキャプスタンの直径が異なる - シンクロナスモーターの進相コンデンサーを60Hz用の1.5μFから50Hz用の2μFに配線を変更
- 本体内蔵スピーカーが欠損していたため、同型中古機より部品取りしてスピーカーを設置(ソニー製 スピーカー)
- 初段トランジスタの不良で、時間が経過すると段々音が出なくなる故障を修理(SONY製 新品互換品に交換)
- ボリュームを分解して接点のバネ圧を修正、接点復活材を使用してクリーニング(ボリュームのガリ・接触不良改善)
- アイドラー、プーリー清掃・注油・グリスアップ
- モーター軸受け注油、フライホイール付キャプスタン部に注油
- 録再ヘッド・消去ヘッド周り消磁、クリーニング
※現在、50Hz-60Hz AC周波数変更の改造は行っておりません。