LUXKIT A3500 真空管アンプ修理 八王子市 K様
LUXKIT(ラックスキット)A3500 ステレオ 真空管アンプ修理。
ラックスキット A3500は、1972年に発売された真空管式のパワーアンプキットです。修理ギャラリーでは2台目の投稿です。
使用真空管:6H1N(オリジナルは6AQ8)x3、6CA7(EL34)x4
バイアス調整を行う際に電圧を測定した結果、サービスマニュアル通りの電圧にならない不良と、出力レベルがとても小さい故障の修理として、お預かりしました。
【状態および修理内容】
- 全ての配線がA3500のサービスマニュアル通りに接続されているかの確認作業
- 出力管(6CA7)周りのカップリングコンデンサが絶縁不良のため交換(4カ所)
- 初段管(6H1N)基板のコンデンサが絶縁不良のため交換(2カ所)
- 初段管基板にB電源を供給する抵抗のワッテージが、規定値より小さいものが使われていたため、大きいものに交換
- ブロックコンデンサのアース配線に接触不良がありましたので半田づけを修正
- シャーシアースに接触不良がありましたので改善
- ヒーター回路に半田付け不良ありましたので半田づけを修正
- 周辺回路に接触しそうな長いリード線を絶縁処理(2カ所)
- バイアス調整用の可変抵抗を洗浄剤で清掃(4カ所)
以上の修理で、各チェックポイントの電圧がサービスマニュアル通りの値になり、パワーアンプの正常動作を確認しました。
- TAG:ラックスキット, ラックスマン
- 真空管アンプ修理・補修
- 2019/05/04 17:30
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