B&O Jet 606 MODERNE 真空管ラジオ修理 東京都 O様
B&O Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン)Jet 606 MODERNE ラジオ修理。
B&O Jet 606は、1959-1960年(昭和34~35年)頃、デンマークで製造された真空管ラジオです。お預かりしたラジオは、非常に奇麗なキャビネットに収められております。修理後の音質はクリアで、低域がぶ厚くB&O独特な音が出ております。
主な修理は、ダイヤル糸の掛け替え(糸交換)、AM受信感度アップ、アンプの歪み改善、接触不良の改善、不良部品の交換・補修です。
修理後の本体写真の養生は、お客様が取付けたものです。事故防止のため、養生を取付けたまま作業を行いました。
使用真空管:PCC85、ECH81、EF89、EBF89、PM84、ECC83、PL84
【状態および修理内容】
- チューニングの際、ダイヤルが滑る事があるため、ダイヤルの糸を張り替え(ダイヤル糸交換)
- AM同調コイルのコアが緩み不安定になっていたので、調整して固定しました(受信感度アップ)
- バーアンテナのコイルが外れていたため固定しました
- AC電源のバイパスコンデンサが絶縁不良でしたので交換
- 音に歪みがあり、ノイズが出ていましたが、絶縁不良コンデンサを交換して改善
- 真空管ソケットの接触不良改善
- マジックアイの取付け位置のズレを修正
以上の修理・補修で、B&O Jet 606の正常動作を確認しました。
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- 真空管ラジオ修理・補修
- 2019/12/15 17:00
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